値下げ戦略の落とし穴:仕入れで絶対に避けるべきリスク

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『値下げて売ればいいから仕入れよう』

-その考えが赤字を生む理由-



こんな経験はありませんか?

値下げすれば売れると信じて仕入れた商品が売れ残り、結局赤字になった…

この記事では、そんな失敗を避けるための方法をお伝えします。

1. 値下げが赤字を生む理由3選


1-1. 値下げは利益を圧迫するだけではない

値下げは、一見在庫を早く処理できる魅力的な手段に見えますが、以下のリスクを伴います

• 利益率の低下:値下げにより、商品1つあたりの利益が大きく減少

• 競争の激化:他のセラーも値下げを始め、価格競争が激化

• 手間と時間の浪費:値下げ調整に多くの時間を費やす結果に。

1-2. 赤字商品がビジネスを圧迫する仕組み

例えば、1,000円で仕入れた商品を2,000円で売る予定が、値下げで1,200円で販売することになったとしましょう。そこから手数料や送料を引くと、ほとんど利益が残らず、場合によっては赤字に転じます。これが繰り返されると、資金繰りが悪化し、新しい仕入れができなくなる負のスパイラルに陥ります。

2. 値下げ前提の仕入れが危険な3つの理由

2-1. キャッシュフローの悪化

値下げによって在庫が処理できても、利益が出ないため次の仕入れに回せる資金が不足します。これは特に、自己資金で運営しているセラーにとって致命的です。

2-2. 在庫リスクの増加

「値下げすれば売れる」という甘い考えで仕入れた商品は売れ残るリスクも高いです。商品は季節やトレンドに左右されるため、売れる時期を逃せばさらに値下げが必要になります。

2-3. 仕入れの基準が曖昧になる

値下げに頼ると、「確実に利益が取れる商品」を見極める力が鈍ります。仕入れ基準が曖昧になることで、さらに赤字商品を仕入れる悪循環に陥ります。

3. 健全なせどりを実現するための必須ポイント

3-1. 明確な利益目標を設定する

仕入れ時に「最低でも〇〇円の利益が取れる」と明確な基準を持つことが重要です。具体的には、以下のような基準を設定しましょう。

• 最低利益率:15%以上

• 販売価格:仕入れ価格の2倍以上を目指す

3-2. データに基づいた仕入れを心がける

感覚や直感に頼るのではなく、以下のデータを活用して判断します。

• 過去の販売履歴:どのくらいの頻度で売れているか。

• 現在の出品者数:競合が多いほど値下げ競争が激化。

• ランキングやレビュー:需要がある商品かどうかを確認。

データを確認するツールで有名な、keepaやリーファを使ってもいいのですがどちらのツールも2,000円以上の月額がかかってしまいます。

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詳しい使い方は、別にまとめますので、そちらを参考にしてください。

3-3. 在庫を減らし、回転率を重視する

利益が出にくい商品は、できるだけ仕入れず、回転率の高い商品を優先しましょう。以下のような仕組みを導入することで、回転率を上げられます。

• 定期的な在庫チェック

• 季節商品や限定品への注力

・XなどのSNSで話題の商品への注力

※利益が出にくい商品の代表として食品があります。

食品は回転率が高い商品が多いですが、利益が非常に少ない商品がほとんどです。

また、重い商品や体積の大きい商品が多いため、配送コストが上がりがちになります。

仕入れデータがしっかり見れるようになるまでは利益の出しづらいジャンルと言えるでしょう。

4. 値下げ以外の在庫処理方法

値下げ以外にも在庫を処理する方法はたくさんあります。例えば

• 異なる販路での販売:メルカリやヤフオクなど、他のプラットフォームで販売する。特におすすめは楽天市場です。

• セット販売:在庫を複数商品と組み合わせて販売し、付加価値をつける。

5. 結論:「値下げて売ればいい」は卒業しよう

結局のところ、あなたが値下げをしても絶対に無駄です。

他の出品者もあなたと同じ値段に下げてきます。

つまり誰も得しない悪手でしかないのです。

大事なことは、値下げしなくても売れる商品を仕入れることです。

詳しい仕入れ方の考えについては、別のページを用意します。

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